三山流仙域、上神青玄は剣を持って道を守り、騰蛇の霊鱗と補天石で鍛えた神剣・虹を手に、飛昇の天道秩序を司る。修行者は道を得て飛昇せんと欲すれば、此処で青玄に全ての塵縁情欲を断ち切られて初めて、九霄仙界に踏み入ることができる。そんなある日、梅の花の妖が翩然と渡って来た。彼女は修行が円満に達したが、青玄への痴念と姉妹への誓いを捨てようとしない。『寧ろ仙途を棄てん、心火を滅さじ』と。青玄は心を動かされる。彼は初めて手にした神剣・虹を凝視する。かつて万の情絲を断ち切ったその鋒鋩に、久しぶりの動揺が映り込む。天道は情無きも、一念の堅守によっては例外を許すことがある。真の道を求めるため、彼は自ら凡に堕ちることを請うた。輪廻に入らず、狐族の凝神珠を携え、青丘に生まれ落ちる。五百年の狐身の苦行の末、ついに人形を成す。その後、彼は薬箱を背負い、剣を持って四海八方を遊歴し、邪祟を斬り除き、世の人々を救い、紅塵の世を歩み、煙火の百態の中で、修行の正道を探し求めるのである。
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