ハーパー・リーブスは、イェール大学最後の学年を友達ゼロの孤独な人間で終わらせまいと奮闘している。そんな彼女のパーティーに、パパの親友で正体不明のビジネスパートナー、クリス・コリンズが突然現れた。状況は一瞬で最悪へと転がり落ちた。警察に捕まったほうがましに思えるほど、あれこれ口を出し過保護に干渉するクリスに、ハーパーの神経は逆立った。彼を一日も早く追い出そうと決意した彼女は、親友のマリアと頭を突き合わせて「誘惑作戦」を練った。クリスを自分に夢中にさせ、パパ自身の手で彼を追い出させるのが狙いだ。ハーパーがピンチに陥るたび、必ず現れて彼女を救うクリス。そのたびにハーパーは、自分でも気づかぬうちに、あの銀狐に心が傾いていくのを悟るのだった。